自己紹介に代えて~ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

こちらのブログにある「読書メモ」は「書評」ではありません。読んだ本からわたしが連想的に思いついたことを綴ったまでに過ぎません。ですから、本の内容に触れることもあれば、ときにまったく関係ないことが延々と語られていたりもします。

本から得た知識が自分の思索を深めれば、読書はその機能・役目を十全に果たしたといえます。本を読めているとか読めていないとかいうのは、定量的に定義できる問題ではありません。本の内容についての設問を100個も用意し、それで満点を取れれば、確かに正確に本を読んだことにはなるでしょう。しかし正確に読んだだけではその先がありません。「読んだから何だというのか?」という疑問に答えられません。

事実でないことを他人に話せば嘘になります。本の内容がきちんと頭に入っているかどうかが問題になるのはそうしたケースであり、みずからの思索を深める場合には、本をどのように解釈しようとも、もっと言えばどのように誤読しようとも、一向に差し支えがありません。

「書評(=本の紹介)」を意識しするがあまり正確さに固執すれば、それは却ってみずからの思考に箍を嵌めてしまう結果になります。従って「読書メモ」では「書評」という形式にとらわれず、自分の好き勝手を書き綴っている次第です。

ピエール・バイヤールが著書『読んでいない本について堂々と語る方法』について語っていたことも、つまりはそういうことです。多分w

 

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)