西尾維新『十二大戦』(集英社、2015年)

十二大戦

気付けば、小説もマンガも読んでいる。
そして今度はアニメを鑑賞。
どれだけ好きなんだと。
 
小説は、戦闘の描写がほとんどでキャラクターたちのバックグラウンドに紙幅は費やしていない。かろうじて、各章の扉裏に一ページだけごちゃごちゃと書いてある。アニメではそこが映像化されていて見ごたえがある。
 
アクの強いキャラクターばかり登場するのに、一人ひとりの輪郭がぼやけず、印象的。西尾維新センセの筆力が光るところ。キャラの描き分けという点に注目して読んでみるのも創作志望者の役に立つかも知れない。

  
目次がすべて故事ことわざで統一されている点もオシャレ。
 
第一戦 猪も七代目には豚になる
第二戦 鶏鳴狗盗(けいめいくとう)
第三戦 牛刀をもって鶏を裂く
第四戦 敵もさる者ひっかくもの
第五戦 羊の皮をかぶった狼
第六戦 千里の馬も蹴躓く(けつまずく)
第七戦 竜頭蛇尾(先攻)
第八戦 竜頭蛇尾(後攻)
第九戦 兎追う者は一兎も得ず
第十戦 虎は死んで皮を残す
第十一戦 人の牛蒡(ごぼう)で法事する
終戦 大山鳴動鼠一匹
 
西尾センセのアイディアを一人ひとりのマンガ家がイマジネーション豊かに描く『大斬』という短編集では『十二大戦』の後日談を読むこともできる。併せてどうぞ。

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