ブックリスト

ハヤカワ文庫創刊50周年記念フェア 名著50選

読書家のひとには今さら説明を必要としないラインナップでしょう。もしかしたらすべて読んでしまっているひとがいてもおかしくないくらいの鉄板のラインナップ。それでも伊藤計劃など、新しめの作品もちらほら混じっているようです。わたしがこのなかからあ…

ノンフィクション・コスモス【亜紀書房編】

『アーミッシュの赦し』 2006年10月2日、アーミッシュが暮らす村の学校で銃乱射事件が起こりました。5人の女生徒が命を落とし、5人が重傷を負い、しかも年長の少女が犯人として名乗り出るという何とも惨たらしい顛末です。しかし驚くべきはそのあとでした…

ノンフィクション・コスモス【作品社編】

思いがけず自宅に引きこもらざるを得ない現状、いささか時間を持て余し気味のひとも多いことでしょう。そんなわたしたちに各社が平素ご贔屓の恩返しからかさまざまな無料コンテンツを提供してくれています。もう少しだけ謹慎期間が伸びそうな見通しのなか、…

神林さんの【表紙が黒い本+α】ギャラリー

表紙が黒い本に、お気楽な内容を期待するひとは少なかろう。不穏、恐怖、混沌、狂気、歪曲、絶望……そんな後ろ暗い美学が黒のなかに渦巻いていると思えばこそ、ひとは黒い本を手にしてしまう。あるいは、そんな背徳的な自分の嗜好と思考を黒のなかに見出して…

2017年度ベスト10

某所では恒例としているベスト10。 2017年もあますところ2週間なのでそろそろ発表してもいいかなと。手元のメモから目についたものをちょろちょろっとピックアップしただけで厳選はしていない。順位も関係ない。面白かったものを10冊選出。面白かった本はほ…

中公新書 わたしの好きな3冊(中央公論新社、2017年)

創刊55周年を迎えた中公新書が書店で配布している無料の冊子からご紹介。 選者13名×3冊で39冊が紹介されている。しかしそのうち2冊は重複あり。したがって、正味は37冊。重複したのは、川喜田二郎『発想法 改版 - 創造性開発のために』と筒井淳也『仕事と…

「執事・メイドを通してみる英国文化」ブックリスト(三省堂書店神保町本店、2016年)

学校から制服をなくそう、私服で授業をうけよう、みたいな声が昨今喧しい。そのくせメイドや執事に執着するひとが相も変わらずいることはなかなか興味深い。メイドや執事のチャームポイントは第一に彼らが着用する制服、殊にメイド服にある。彼らが同じ仕事…

頭の芯が凍る恐怖小説ベスト50(2013年)

元のリストは2013年に作成されたものだが、今ちょうど『IT』が話題にもなっていることだしまとめてみた。日本から唯一リストに入っている村上龍『ピアッシング』。村上龍センセの書くものはどれも恐怖小説といえば恐怖小説。それにしても『IT』と『エクソシ…

史上最高の推理小説100冊(英国推理作家協会、1990年)

英国の協会が発表した100冊だが、そのほとんどが日本語で読める。日本の出版業や翻訳業もたいしたもの。ただ、だいぶ絶版の作品も含まれているので、そこは古書をあたるなどして読んでみてほしい。このリストに含まれている作品、全然読んでいない……。 ジョ…

陰鬱な冬にこそ読むダークな50冊

失恋したときの中島みゆきではないが、底冷えのする陰鬱な冬の日にこそ暗澹たる物語を読んでみたい。読み終わったあと、暖かい部屋で過ごす「平凡」な時間が「非凡」なものに感じられるだろう。紹介したリストのなかに未訳のものがずいぶんとある。ざっくり…