2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
北村薫・宮部みゆき編『とっておき名短編』から11冊のご紹介です。本巻の目玉のひとつは、4「壹越」。作品が収録された『虹彩和音』は私家版、今どきの言葉で言えば自費出版であるため、一般に流通していないんですね。無論、Amazonでも扱っておりません。…
このたびは物語のなかの狼男から、狼男とは何かというその正体に迫る人文書まで18冊をご紹介します。 藤子不二雄A『怪物くん』でもおなじみの3大モンスターといえば、フランケンシュタイン、ドラキュラ、狼男。このうち、フランケンシュタインはメアリー・…
フリーペーパー「BOOKMARK」から16冊のご紹介です。このたびこちらのフリーペーパーの存在に初めて気づき(不勉強でお恥ずかしい)パラパラと読んでみたところ、レコメンドされている本たちの非常に魅力的なこと。編集は英文学者の金原瑞人先生。『文学効能…
discovery「永遠のその先へあなたをいざなうベストSF100+」、タイトルでは「100+(100冊以上)」となっていますが、元記事に番号の重複や欠番があるため、ちょうど100冊の紹介になります。わたしごときが講釈できることではないのですが、SFは詳しいひとた…
北村薫・宮部みゆき編『名短篇、さらにあり』から12冊のご紹介です。巻末に一応出典の情報は載っているのですが、それでも原書を見つけにくく、なかなか難儀しました。それだけ、これらの作品たちは、目下流通している本のなかから適当にチョイスしたもので…
KEYBOOK、森川嘉一郎『趣都の誕生』の参考文献から32冊のご紹介です。わたしたちがオタクとは何かを語ろうとするとき、マンガやアニメやゲームといったソフト、あるいはそれと戯れるオタクの振る舞いに飛びつきがちですが、それを都市論という切り口から解き…
北村薫・宮部みゆき編『名短篇、ここにあり』から12冊のご紹介です。5「少女架刑」や10「誤訳」などは現在もほかの本をあたることができますが、2「夜のぬいぐるみ」や4「隠し芸の男」はもはやこちらを頼る以外に方途がないように思われます。ブックオフ…
色別に硬軟織り交ぜて24冊のご紹介です。インディペンデントの書店さんでこの手の企画棚を見かけますが、思いも寄らぬ本同士が肩を並べるさまに新しい興味を掻き立てられることひとしきり。バリエーションを幅広く取り揃えました。ここから新たな読書分野を…
今日から12月になり、こういう記事が出てくるようになりました。日本出版販売、いわゆる日販が取次高から弾き出した2021年度年間ベストセラー10冊。インテリぶる気も、皮肉のつもりもありませんが、ここに並んだ10冊のうち1冊も目を通していません。対人関…