2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ちくま文庫ホラーアンソロジーの第2弾は『宿で死ぬ』です。旅館やホテルといった宿泊先で怪異と遭遇したという話はけっこう耳にしますよね。室内の掛け軸や絵画の裏に御札が貼ってあるとか、今やそれが人口に膾炙してしまい宿泊客にすぐさまバレるため、ベ…
未読書への興味を掻き立ててくれる本のことを、わたしは「キーブック」と呼んでいます。未読書は、本文のなかで言及されていることもあれば、注釈に出典として、巻末に参考文献として紹介されていることもあります。或いは、本そのものがとびきりの名著たり…
わたしにとってのメイドものといえば、森薫さんの『エマ』が真っ先に思い浮かびます。身分違いのふたりの恋という、言ってしまえばあまりにベタな素材をこうも面白く読ませてしまうのは、やはり作者の卓越したストーリーテリング力によるものでしょう。本編→…
アメリカ最大の書店チェーンBarnes & Nobleがオススメする歴代ホラー小説25選。1『ポオ小説全集』は手堅いです。ホラー好きならかならずどこかで目にしたことがあるネタが満載。13『白の闇』はジュリアン・ムーア主演で『ブラインドネス』(2008)として映…